『プロジェクトマネジメント研修』に潜入!エスユーエスが今、この研修を実施する理由とは?

エスユーエスではコロナ禍でも人材育成の動きを止めないため、オンラインを活用して研修を実施しています。そんな中で、今回初開催となる『プロジェクトマネジメント研修』を実施するというので、潜入してきました!

 
目次
 

『プロジェクトマネジメント研修』って?実施企画の理由を聞いてみた。

今回の研修を企画した、主にエンジニアの育成を担当しているエンジニアリング課の荒川課長に、お話を伺いました。

 株式会社エスユーエス
 関東第一ソリューション部 エンジニアリング課 
 荒川 達郎(Arakawa Tatsuro)


 2012年入社。ITエンジニアとして、データセンターでの運用業務を経験後、
 ソーシャルゲームの開発・運用に携わり、企画提案・改善提案にも関わる。
 2018年にエンジニアリンの育成を行うエンジニアリング課に異動。2020年課長に就任。

そもそも『プロジェクトマネジメント』研修って何ですか?

その名の通りずばり、プロジェクトをマネジメントする役割を担うマネージャーになるためのスキルを取得する研修です。

―プロジェクトマネージャーとは、具体的にどのような仕事をされているのでしょうか?

まず、顧客のニーズを満たすITシステムを開発するために、プロジェクト概要の作成と進捗報告や確認を行うためのステークホルダーの把握を行い、プロジェクトを立ち上げます。

 

出典:プロジェクトマネジメントについて|I-Think

 

概要の承認が下りたら、予算やスケジュール、開発に必要なメンバーの選定、リスク予測などから業務計画を立て、それに基づいてチームメンバーの指揮やステークホルダーへの報告を行いながら遂行していきます。

終結段階では、成果物の引き渡しから運用までの確認と顧客への満足度調査をもとにプロジェクト全体を評価するまでが主な仕事です。

求められるものが多く、レベルが高そうですね。

高度な知識や技術を求められるので、正直、なるのはかなり難しいです(笑)。

一般的には、仕様書通りにコーディングを担当するプログラマから始まり、設計者、そしてプロジェクトリーダーを経て、プロジェクトマネージャーに昇格する流れが多く、道のりは長いですね。

また資格としては、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が実施している、プロジェクトマネージャ試験(PM)やPMI(Project Management Institute)が認定する国際資格であるProject Management Professional(PMP)というものもありますが、受験者比で12~14%と難関であり、知識を取得するのも結構大変です。

プロジェクトマネージャーになるのは相当な時間が必要だとわかりました。フォローが大変だと思いますが、なぜ今回研修を行うことにしたのですか?

会社としてこれからIT請負を強化していこうと考えています。これまで以上にプロジェクトが増えることを考えると、マネージャーも当然増やしていかなければなりません。安心して請負プロジェクトを任せられる人材を育成する機会を設けたいというのがⅠつ目の大きな理由です。

さらにプロジェクトマネージャーは技術者でありながら、社内外で通用するマネジメント能力も兼ね備えた人材でなければなりません。そこまでのスキルを有する人というのはメーカーでも多くはいらっしゃらず、かなり人材不足なのです。そのため、取引先企業からの需要は年々高まってきていて、そのニーズに応える人材を増やしていきたいというのが2つ目の理由です。<

プロジェクトマネージャーになれば、給与水準や待遇ももちろん良くなりますし、エンジニアにとっても、目指して損はないキャリアのひとつです。そのキャリアアップのためにも、今回研修を実施してみることになりました。

 

プロジェクトマネジャーになるために必要な3つのスキルがある。

企画理由を理解したところで、早速研修に潜入してみたいと思います。今回はコロナウイルス感染拡大防止のためZOOMを活用して、こうした研修を専門に行っておられる外部企業の方に講師をお願いしました。

研修を受けたのは、入社5年程度の経歴を持つ30歳前後のエンジニア12名。すでにプロジェクトマネージャーとしての経験をお持ちの方やこれから目指す方など、営業から実績や適性などを考慮した人材が選抜されました。

詳しくお伝えすることができませんが、丸1日をかけてじっくりと研修した内容や流れは下記のようなものです。

始めに、プロジェクトマネージャーの最新の動向や需要について改めて理解を深めていきました。その後、他企業で実際に起きてしまったリリース時期の遅れや計画以上の人員投入などのさまざまな「問題プロジェクト」の例をもとに、その原因を解説していただき、プロジェクトを成功させるための考え方を学んでいくトレーニングを行っていきました。

 

 

研修が進むにつれて、プロジェクト成功を決定づけるのは、特に「技術的プロジェクトマネジメント・スキル」、「戦略・ビジネスマネジメント・スキル」、「リーダーシップ等の人間系スキル」の3つのスキルであるということも分かってきました。

研修の後半は、中でも「技術的プロジェクトマネジメント・スキル」、「戦略・ビジネスマネジメント・スキル」を身につけるべく、ある家族が紅葉狩りに行くと仮定して、役割分担やアクティビティの順序、予算などの実施計画を作成する“紅葉狩りプロジェクト”と題した演習を、チームに分かれて検討してプレゼンも行いました。

全体を通して、特にプロジェクトマネジメントの基礎となるハードスキル(品質、コスト、納期)とソフトスキル(資源、コミュニケ―ション、リスク、調達、ステークホルダー)について、理解し習得できる内容になっていたと思います。

研修後に、外部講師の方にもお話を伺えましたので、ご紹介したいと思います。

 

専門家が語る“これからのプロジェクトマネージャーの在り方”

―本日はありがとうござました。本日の研修を通して、エスユーエスのエンジニアに対する感想はありますでしょうか?

事前にIT請負契約のプロジェクトを担える若手エンジニアを育成したいという明確な目的をいただいていたので、研修プログラムも組みやすかったです。また、エンジニアのみなさんも目的をしっかり理解して参加されていたので、理解も早かったように思います。

育成にあたり、今後のアドバイスはありますでしょうか?

まずは、個人レベルの成長が必要です。ケースステディを通して成功する提案書の作成や精度の高い見積スキルなど実践的なスキルを身につけていくのが次の段階でしょう。それに加えてツールやRPA(Robotic Process Automation)を導入した際のこともふまえながら、リーダーシップのような「人間系スキル」の向上も行わなければなりません。会社としては上記のスキルを身につけることができる場を作るなどの支援をしていく必要があると思います。

 株式会社ピーエム・アラインメント
 代表取締役社長 PMI認定PMP 
 佐藤 義男(Satoh Yoshio)


 総合重工業メーカーにて、CIMアプリケーションやAI応用システムなどの開発を行った後、コンピュータ会社
 にてSIビジネスのプロジェクトマネージャーとして指揮・監督を 務める。その後、現在の会社を設立し、企業
 向けにPMコンサルティングサービス等を提供中。日本プロジェクトマネジメント協会副理事長も務めている。

こういった研修のご依頼は増えてきているんですか?

増えていますね。

最近“デジタルトランスフォーメーション”という言葉をよく耳にしますが、デジタル時代といわれる中で、企業様もどんなシステムを作るべきか、何から手をつければいいのか分からなくなってきているため、そこに対応できる人材を育成する研修のニーズも高まってきています。これからのプロジェクトマネ―ジャーは、新しいシステムなどをどう組込みながら進めていくかなどがより問われるようになっていくかもしれませんね。 

プロジェクトマネージャーになるために必要だと思うスキルは他にありますか?

研修の中でもお伝えした技術・ビジネス・人間スキルは必要不可欠です。中でも、「人間スキル」はこれからの時代に特に重要だといえます。今回の研修もそうですが、働き方もリモートが中心になってきましたよね。今までは一つの部屋で一斉に伝わっていたのが、離れていることで今までのようにいかないことも多いでしょう。自分の意思やメンバーのアイデアを集めて束ね、うまくプロジェクトを動かしていく人間系スキルはとても大切です。

他にも、例えば1億円の案件で納期が1年、お客様が満足する品質を目指す案件の場合、プロジェクトマネージャーは自分も現場に出ていることが多いので、品質向上や納期で精一杯になってしまいがちです。しかし、さらに一歩進んでどうやって収益を出すのか、企業の収益に繋がるのかを常に意識しておくことがなども必要だと言えるでしょう。

プロジェクトマネージャーになるために必要だと思うスキルは他にありますか?

ありがとうございました。

「キャリアパスの参考になる研修を増やしたい。」
企画担当者が考える今後の研修の方向性。

では初実施の『プロジェクトマネジメント研修』に参加したエンジニアのみなさんは、今回の研修をどのように感じとったのでしょうか?アンケートを覗いてみました。

 

<これまで感覚として実行していたことを、論理的に理解を深めることができた>

<類推見積しか経験がなかったが、他のバリエーションを学ぶことができた>

<実践と研修を繰り返し行うことでより理解に繋がると思うので引き続き研修を実施してほしい>

<PMP受講資格となる研修受講時間がもらえたので、資格にも挑戦したいと思います>

という一方で、

<2日くらいかけて、じっくり質疑を交えて学習したい内容でした>

という意見もでていました。

 

これを受けて、研修を企画したエンジニアリング課としての今後の方針などを荒川課長に伺いました。

初めての『プロジェクトマネジメント研修』でしたが、企画側としての感想をお聞かせください。

音声トラブルなど一部運用に課題も残りましたが、全体を通して参加者が知識を習得できるいい機会になったと思います。

今後はどんな研修を企画されているのでしょうか?

テクニカル面での新しい研修としては、ネットワークやVBA研修の実施を考えています。これまで開発向けのものは多くやってきましたが、それ以外のキャリアパスの参考になる研修も実施していこうと思っております。

マネジメント系の研修も考えたりするのでしょうか?

今回の研修もそうですが、テクニカル面以外のスキルを学べる研修が必要だと考えています。 “ゼネラリスト” というキャリアパス描いているエンジニアも結構いますし、これからは人間系のスキルを伸ばせる研修もどんどん増やしていきたいと考えています。

エンジニアリング課として、エンジニアのみなさんへお伝えしたいことはありますか?

研修は自分の成長に繋がる良い機会になります。むしろそう思ってもらえるように頑張りますので、ぜひ利用してほしいと思います。

ありがとうございました。そして、研修お疲れ様でした。

お疲れ様でした!

 

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これまでリーダー研修というものを実施してきましたが、今回はさらにレベルアップした研修だったように感じました。今後はテクニカル系のラインナップも充実させる上に、すでに別部内が実施している「ヒューマンスキル研修」のような人間系スキルの向上に役立つ研修も企画予定とのことです。エンジニアのみなさんは、興味のある研修にはどんどん参加すべきですし、受けたい研修がない場合は自ら提案しても良いでしょう。これからも、そうした風土づくりを大切にする会社でありたいと思っています。

 

(E-30!!!編集部 猪熊)

 

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